いつもアントロワをご利用いただき、ありがとうございます。
私(筆者)の英語力はビジネスレベルほど堪能ではありませんが、外国人のお客様には積極的に声を掛けていました。ほぼ全ての外国人観光客は多少の英語を話すことができます。そして英語で話しかけると必ずと言ってよいほど、喜んでいただけます。
私はこれまで多くのアパレル企業で販売員としての経験がありますが、TOEIC800点以上でないと英会話で接客してはならない、といった就業規則などは聞いたことがありません。アパレル企業によっては資格の有無を問わず、英会話での接客を推奨している会社がほとんどです。(就業先の規則、方針に従いましょう)
外国人の旅行者にとっても、日本人との交流はとても思い出深いものになるはずです。外国人だからといって尻込みしている必要は全くありません。あなたが日本の最高の思い出を作るのです。接客が外国人の日本の印象を大きく変えます!
前半は基本英語、そして後半から本当に役立つ、当ブログだけのお勧め英会話をお伝えします!
アパレル販売員の接客で使う基本英語
まずはアパレル販売員の基本的な英会話をお伝えします。お客様から難しいと感じる英会話が返ってきたら、躊躇せずに「理解できません、すみません」とお伝えいただいて結構です。万が一のトラブル防止になるだけでなく、簡単な英語での会話を心掛けてくれる外国人もいるからです。
アパレル販売員の英会話(基本編)
いらっしゃいませ
Hello! How are you?
ハロー、ハウアーユー?
聞き取れません。
Pardon me?
パードン・ミー?
すいません、理解できません。
I’can’t understand.
アイ、キャント、アンダスタンド
もう一度言っていただけますか?
Could you say that again?
クージュー・セイ・ザット・アゲイン?
もう少しゆっくり話していただけますか?
Could you speak more slowly?
クージュー・スピーク・モア・スローリー?
私は英語を上手に話せません。
I do not speak English well.
アイドント・スピーク・イングリッシュ・ウェル
何かお探しでしょうか?
May I help you?
メイアイ・ヘルプユー?
何か必要だったら、遠慮なく言って下さい。
Please let me know if you need anything.
プリーズ・レットミーノウ・イフユー・ニージュー・エニシィング。
どうぞごゆっくり。
Please, take your time.
プリーズ・テイク・ユア・タイム
ご試着していただけます。
You can try this on, if you want.
ユーキャン・トライ・ディスウォン・イフユー・ウォン
こちらが試着室です。
This is the fitting room.
ディスイズ・ダ・フィッティングルーム
いかがですか?
How are you?
ハウ・アー・ユー?
サイズはお分かりですか?
Do you know your size?
ドゥユーノー・ユアサイズ?
確認してきます。
Let me check.
レツミー・チェック
他のサイズがあるか確認してきます。
Let me check if we have other sizes.
レツミー・チェック・イフウィハブ・アザー・サイズ
すぐに戻ります。
I’ll be right back.
アイルビー・ライト・バッグ
こちらはフリーサイズです。
This is one size fits all.
ディスイズ・ワンサイズフィッツオール
残念ながらこのサイズしか残ってません。
I’m afraid this is the only size we have left.
アイム・アフレイド・ディスイズ・ザ・オンリーサイズ・ウィーハブ・レフト
これしかございません。
This is all we have.
ディスイズ・オールウィハブ
在庫切れです。
they are out of stock.
ゼイアー・アウト・オブストック
こちらはいかがですか?
How about this one?
ハウアバウト・ディスワン?
サイズはおいくつですか?
What is your size?
ファット・イズ・ユアサイズ?
大きすぎますか?
Is it too big?
イズイット・ツービッグ?
小さすぎますか?
Is it too small?
イズイット・ツースモール?
きつすぎますか?
Is it too tight?
イズイット・ツータイト?
他のサイズをご試着してください。
Please to try another size.
プリーズ・トライ・トゥ・アナザーワン
戻しておきます。
I’ll return that for you.
アイル・リターンザット・フォーユー。
会計になさいますか?
Are you finish?
アーユー・フィニッシュ?
現金とクレジットカードのどちらで支払いますか?
Are you paying by cash or credit card?
アーユーペイングバイ・キャッシュ・オア・クレジットカード?
こちらにサインしてください。
Please sign here.
プリーズ・サイン・ヒア
こちらがレシートです。
Here is your receipt.
ヒアイズ・ユア・レシート
どうぞ。
Here you are.
ヒアユーアー
ありがとうございました。
Thank you very much!
サンキュー・ベリー・マッチ!
アパレル販売員の英会話(応用編)謝罪と客注対応
状況によっては外国人のお客様へ謝罪をしたり、お取り寄せ対応まで行うことがあるかもしれません。難しいと感じたら、英語が堪能なスタッフを呼ぶなど、お客様の迷惑とならない対応を心掛けましょう。
私どものミスです。まことに申し訳ございません。
It is our mistake. We are very sorry.
バッグ売り場は2階にあります。
Bag sales floor is the second floor.
在庫がありません。
There is no stock.
他店に在庫があれば取り寄せることができます。
You can order if there is stock in other stores.
商品は1月3日に入荷します。
Product is in stock in January 3.
私はお客様に電話をします。
I will call to you.
こちらの伝票に名前と電話番号を記入してください。
Please fill in the name and phone number in the document here.
こちらの伝票をお持ちになり、ご来店ください。
Bring your voucher here, please visit us.
お取り寄せすることができません。
You will not be able to order it.
外国人相手に商品のメリットをお伝えする!
外国人観光客であっても商品のメリットをお伝えすることは販売員の仕事です。しっかりと商品のメリットをお伝えし、商品の良さを納得していただきましょう。
こちらの商品は限定商品です。
This item is a limited edition.
私はこちらの方が似合ってると思います。
I think this one looks better on you.
私はこちらをおすすめします。
I recommend this one.
こちらの商品は日本でのみ購入できます。
The product of this place is Japan only.
こちらの商品は日本製です。(外国人の方には気になる方が多いです)
This product is made in Japan.
外国人と会話を始めるきっかけは質問から!
以下の質問内容はかなりの確率でお客様は答えていただけます。質問内容はYESかNOで返せる内容ではなく、必ず会話として成り立つ内容にすることがポイントです。
返答があれば自然と笑顔で会話が始まり、その後の接客が円滑になります。
どちらの国からいらっしゃったのですか?(日本語が話せる外国人は日本在住の可能性あり)
Where are you from?
日本には何日間、滞在されているのですか?
How many days have you been in Japan?
日本料理は何を食べましたか?
What did you eat Japanese food?
日本のどちらを観光されましたか?
Where did you sightseeing in Japan?
日本には何回、旅行されていますか?
How many times in Japan?
いつ帰国される予定ですか?
When do you return home?
今日の夕食(昼食)はどこで食事される予定ですか?
→近くのお勧めのお店を教えて差し上げましょう。
Where do you eat dinner(lunch)?
外国人が喜ぶ!お客様の国の素敵なところを伝えよう!
○○国は○○が美味しいですね!(どの国も特色があり、必ず美味しいものがあります)
I think ○○ is delicious.
○○国の○○(観光地)はとても素敵な場所ですね!
I think ○○ is a very nice place.
○○国の方はとても親切だと思います。
I think ○○ to be very kind.
○○国の「thank you」は何とおっしゃいますか?
→この言葉で最後のお礼(ありがとう)を伝えましょう。
What do you say in the language of your country thank you?
私(筆者)は必ず最初にどちらの国からいらっしゃっているのかを聞きます。これまで、台湾、韓国、中国(北京、香港、大連、青島など)、フィリピン、シンガポール、マレーシア、オーストラリア、ニュージーランド、ドイツ、フランス、スペイン、アメリカなど、様々な国の数え切れないほど多くのお客様に接客をしてきました。
次に旅行で来ているのですか?と聞いています。ここで多少、日本語を話せる外国人の方は日本在住の方が多いので、質問の内容を変えましょう。「日本に住んでいるんですね?」と聞くとお客様も違和感がないはずです。そしてアジアの方には「日本人かと思いました、日本語が本当に上手ですね」と繋げると喜んでいただけます。
あとは、上記の質問や会話を織り交ぜて話すことで信頼関係が生まれ、自然と会話が盛り上がるはずです。
理解できない内容は「理解できません」と伝えましょう
理解できないことは「理解できません」としっかり伝えましょう。アパレル販売員として接客をするうえで基本的なことです。分かっていることを装うことはいけません。外国人のお客様もあなたが理解してくれていると思い、要求がエスカレートしていく可能性があります。外国人のお客様のほとんどは日本人の多くが英語が堪能ではないことをご存知です。「理解できません」は何も問題ありません。万が一のトラブル防止のためにも、分かる範囲で会話を進めることが重要です。
なお、ネガティブな内容の受け答え(出来ません、分かりませんなど)をする場合は必ず首を横に振ることが大切です。首を縦に振ることはポジティブな受け答え(出来ます、分かりますなど)となりますので注意が必要です。
大事なことは「おもてなし」の気持ち
最後に、ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました。
私(筆者)は20か国以上の国を訪問したことがあります。ほとんどの国の多くのアパレルショップで英語を話せるスタッフがいました。そして台湾を始めとした親日国では、精一杯の日本語で話し掛け、日本人を喜ばせようとしてくれます。英語はナショナルスタンダードです。日本だから日本語で話せば良いというのは当然のことですが、お客様が外国人の場合、接客の基本である「サービスでお客様を喜ばせる」ことが目的であれば、覚えた英語を使うべきです。
そして何より大切ことは、あなたの外国人観光客、お客様に対する「おもてなし」の気持ちです。
※2015年8月現在、中国人の爆買いに関するニュースをよく耳にします。それに伴い、アントロワでは独自の外国人接客における実体験と考察により、外国人観光客への接客に関するコラムを掲載中です。是非、ご覧下さい。
No.24 全てのアパレル販売員は外国人を喜ばせよう!
No.25 アパレル販売員の接客英会話は筆談・翻訳サイトでカバーする!
No.26 アパレル販売に役立つ!外国人と日本人の接客に対する認識の違い
2014年3月31日 ファッション専門!インターネット委託販売&ブランド買取 アントロワ