こんにちは!アントロワの平川です。
日々、たくさんのお客様と接するアパレル販売のお仕事。
お客様との会話は、お洋服以外のことについて話ができると親近感を持っていただけます。
ですがお客様の趣味など、どのような内容でも会話をできる自信は無い、と感じるのではないでしょうか。
そんな時、カンタンに会話が続いてお客様と信頼関係を築ける方法があります。
リフレイン、オウム返ししてみよう
どのような会話内容でも大丈夫。お洋服の話なら次のような感じで受け応えします。
お客様「この素材はコットンかしら?」
アパレル販売員「そうですね、この素材はコットンに見えますね、確認します」
お客様が話した内容を復唱しながら会話します。
お洋服のデザインの会話をしていたら次のような感じで受け応えします。
お客様「このピンクのワンピースは私には若すぎるわ」
アパレル販売員「そうですか、他のお客様もこのワンピースは若すぎると言っていました」
この場合は、若すぎると同調するとお洋服を勧めずらくなるので、「他のお客様も」と加えて復唱します。
リフレインする。つまりオウム返ししながら会話を続けます。
お客様は自分を認めてくれている、もっと話がしたいと感じます。さらに会話してくれるはずです。
スタッフに知識がなくても会話は続く
例えばお客様が趣味の話をしていたらどうでしょうか。
もちろんスタッフがお客様と同じ趣味を持っていたら会話は盛り上がります。
ですが、そうでなくても十分に会話は盛り上がります。
お客様「日本舞踊をしていてね、今度発表会があるのよ!」
アパレル販売員「そうですか、日本舞踊の発表会ですか!」
お客様「そうなのよ!私は日本舞踊を毎週習っているのよ!」
アパレル販売員「そうですか!日本舞踊を習っていらっしゃるのは素敵ですね!」
お客様「日本舞踊はね、立ち居振る舞いがダンスとは違うでしょ、それが○○でね!」
アパレル販売員「なるほど!立ち居振る舞いがダンスとは違うのですね!」
お客様「そうなのよ!だからね○○でね!」
アパレル販売員「たしかに!○○ですね!」
スタッフの知識の有無はまったく関係ありません。
受け答えに困ったらオウム返しだけする
リフレイン、オウム返しすることでお客様は気持ち良く会話してくれます。
そしてスタッフも日本舞踊について理解を深めていくのでさらに会話が続きます。
たくさん会話することでお客様と信頼関係を築くことができます。
とはいえお客様から返答に困るような専門性の高い会話をされることがあります。
そのような時はただオウム返しだけ続けていくことで、そのうちお客様は次の会話に移ります。
オウム返しを続けていくことで、スタッフとの共通の趣味が見つかるかもしれません。
信頼関係が築けたら商品をおすすめする
お客様との信頼関係が築けたら、お客様もアパレル販売員の話を聞いてくれるようになっています。
そのタイミングでお洋服のセールストークを始めてみると良いと思います。
このブログで最初に書いたピンクのワンピース、実はお客様にオススメしたい商品でした。
このタイミングなら話を聞いてくれます。
「こちらのピンクのワンピース。見た目と着た時の印象が違うんです。試着だけでもしてみませんか?」
このタイミングなら試着してくれると思います。
ワンピースがお気に召さなかったとしても、お似合いになりそうなお洋服をお持ちし試着してもらえます。
数点、試着されるとお気に入りの一着が見つかると思います。
何よりお客様にご満足していただけると思います。
接客はリフレイン。ぜひ実践してみてくださいね!
2024年6月11日 ファッション専門オークション代行&ブランド買取 アントロワ