半田あいアナの衣装協力を始めてから2ヶ月が経った。
他の会社と同じようにプレスルームやスタイリストの仕事をできているかと言うと、それはわからない。とにかくできることをするだけ。やっていけば学んでいくだろうと。
案の定、半田あいさんの着用画像のクオリティが高い。
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高いと言えるのは、一時期アパレル会社でネットショップのモデルをしていたし、小学生の頃にモデルやテレビCMに出ていたから。
ただ、ネットショップのモデルと言っても、数人の事業部で僕しかいなかっただけだし、子役モデルの記憶は無い。
もちろん、クオリティが高いかはその文野に精通している方と一般人では違うんだと思う。でも、アパレル業界に20年くらいいる僕から見てクオリティは高い。
毎日、写真を見てSNSのコメントを読み続けた。違う、と何度も自分に言い聞かせてはいたけれど、最初はフォロワーの方々と同じような心境だったと思う。
毎日見ていたら、かわいい、素敵、似合ってる、というコメントに少しだけ違和感を感じ始めた。
僕のような一般人はモデルやタレントさんの写真を見て、当たり前のように上から目線で批評していく。
そういうものだと思う。
僕もその1人だと思う。
今でも、その1人だと思う。
でも、すこし疑問を感じた。
いくら時間が足りないにしても、自分もモデルを体験したら何か分かるかもしれない。
タレントさんの個人的なことを詮索するつもりはない。ただ、少しは理解できるかもしれない。
自ら撮影モデルをしてみることに
それでカメラマンや家族に「SNSのプロフィールに使う写真を撮ってほしい」と、理由で撮影をお願いした。
カメラマンとスタイリストに、「どんな動きでもバッチリ決めるから厳しく指示してください。最高にカッコいいのを撮って欲しい」と話して、撮影がスタートしていった。
シンプルな動きから撮影していく。すでにここでつまずいている。そもそも身体がだらしない。どんなポーズを撮ったって、身体作りができてないとまともな写真なんて取れっこない。
ただ立っているだけなのに、リアルタイムで撮影した写真は見るに耐えない。その後も、こういうポーズで、もっと左手をこうして、頭をちょっと傾けて、胸を張って、、身体は全く動かない。
わけがわからない。
何がどうなっているのか分からない。
もっと笑って、と言われても笑えない。
何もかもがうまくいかない。
いくつも、いくつもポーズを撮っていくけれど、カメラマンもスタイリストも、僕の腕を動かそうと悪戦苦闘してしまってる。
合計100枚くらい撮った。それなりに納得できたのは一枚だけ。でも本心では納得いってない。
ちなみにワクチン3回目接種の病み上がりの日だった。次はもっと良い写真が撮れるはず。
一般の方には気がつかないアナウンサー側の努力とは
半田あいさんはアナウンサーのお仕事がメイン。カメラマンはJCOMのスタッフでプロではない。これってすごくないですか?
洋服のテイストに合わせてポーズを変えてくれている。着こなしの仕方も本人は考えている。アイテムのテイストに合わせてお化粧や髪型にも変化をつけている。
休みの日はゆっくりしてください、なんて言っておきながら、休みの日に必要以上の仕事をさせてしまっているのかもしれない。
そしてSNSに投稿された着用画像を見て、社内関係者も当たり前のように上から目線で批評しているように感じた。
専門分野が違うんだから当たり前だと思う。でも少し理解できると会社としてやるべきことが変わってくる。
だから万が一、身内からの心無い批判が来たら、納得ができないし、改善してほしいと言いたい。それからは改善したいことを正直に伝えていくことにした。
こちらに常に足りないものがある、のは半田あいアナウンサーと接していても感じる。本人は笑顔で優しく接してくれる。さらに面白い。これもすごいと思う。
足りないものだらけの小さな会社。人数が少なく割いている時間も少ないけれど、仕事で返すことを考えよう。
ちなみに最近インスタで#衣装協力 と検索して出てくる多くの投稿を確認したら、半田さんの画像と文章が一番だと思いました。
100点!!
いつもありがとうございます。
2022年4月30日 ファッション専門!インターネット委託販売&ブランド買取 アントロワ